株式会社千葉ステーションビル 様
会社名 | 株式会社千葉ステーションビル |
---|---|
事業内容 | 店舗、事務所等の管理、運営・不動産の賃貸業、駅業務の受託、 物販および飲食業 |
Webサイト | https://www.perie.co.jp/ |
インタビュー | 株式会社千葉ステーションビル 副本店長 齋藤 英雄 氏 主任 川崎 菜津美 氏 チーフ 東條 佳奈 氏 |
導入先・導入店舗 | ペリエ千葉(約250店舗)を含む8施設 |
運営側とテナント双方の負担に
なっていた
「BOND GATE」でデジタル化!
業務の効率が上がったことで、双方の負担軽減を実現
しない申請環境を構築できた
緊急連絡」などの機能を活用し、
テナントの店長やスタッフとの連絡効率が向上。緊急時でも迅速な連携が可能に
目次
導入の背景
テナントのスタッフ不足により、負担が増大
紙でのやり取りや手間のかかる申請業務、
緊急時の連携などの課題解決が急務
株式会社千葉ステーションビルは、千葉県内でショッピングセンター「ペリエ」をはじめ、アルカード茂原、四街道駅ビルなど10の施設を運営する事業をメインに展開しています。この他PERIE Online JRE MALL 店の運営と、京葉線沿線の稲毛海岸・検見川浜・海浜幕張・幕張豊砂などの駅運営に関する受託事業も行っています。
駅運営とSC運営のスキルを併せ持つマルチな業態として、JR東日本グループの中でも「駅とSCを掛け合わせ一体となって盛り上げていく」、そのようなことが期待されています。
-
千葉駅・駅ビルの建替え計画に伴い、大型リニューアルを遂げたペリエ千葉
2018年のペリエ千葉リニューアルは、駅舎の建替えというビッグプロジェクトに伴ったものです。この他エリア内では券売機一元化によるみどりの窓口の廃止、老朽化・陳腐化した施設の再活用、また高架下の活用など商業施設への転用が進められています。
そうした中、テナントの人員不足、特にアパレルなど物販店舗でのスタッフ不足が課題で、その分店長にかかる負担が大きく、業務の効率化が求められていました。具体的には、紙のやり取りで生じていた、店舗から運営室までの移動や各申請作業が挙げられます。同時に、運営に携わる社員の負荷軽減や紙資料の削減についても取り組みたいと考えていました。
また、自然災害などで電車が止まった場合には、営業時間の問い合わせや、従業員の出勤状況などの連絡が増えます。そのような緊急時の状況把握やテナントとの連携が難しい面もありました。
-
「BOND GATE」導入の決め手になったのは
"信頼性"と"サポート体制"
「BOND GATE」の導入を決めたのは、JR東日本グループの他社が先行して導入しており、現場担当から使いやすさや、導入効果に関する情報を聞いていたという点が、一番大きかったです。商業施設への導入実績が豊富なので、サポート体制に安心感がありました。私たちSC担当者は必ずしもDXに詳しくないため、使う用語や実情も含め、商業施設の運営業務をよく理解していただけるシステム会社はとても貴重です。
また、JR東日本グループの場合、システムのセキュリティに関して厳しい基準を設けており、どのベンダーでも使えるわけではなく、審査が下りないケースもあります。グループ内で信頼性が評価されていることで、今後も利用が拡がっていくということは考えられます。
-
「BOND GATE トップ画面」
※画像はイメージです
活用事例
「ペリエ」8つの施設に一斉導入!
「BOND GATE」の導入で緊急時の迅速な連携、
業務の効率化を実現
「BOND GATE」の導入は2020年3月、テナントの利用開始が同年4月でしたが、コロナ禍の真っただ中という時期でした。本来はもう少し準備期間を取りたかったのですが、営業時間の短縮や開館・閉館時間の変更なども重なって現場と密に連絡を取る必要があり、早急に運用を開始しました。「ペリエ」8施設すべてで、同じタイミングでの導入となりました。
導入に際して大きな問題はありませんでした。導入後、タブレット端末を配布し、デジタルツールの操作に慣れていないスタッフが多いテナントには、マンツーマンでレクチャーしました。店長が代わられた時には、各フロア担当が店長面談を行い、「弊社ではタブレット端末とBOND GATEを使用しています」とシステムの説明をして、分からない場合は各運営室の担当者に問い合わせるようご案内しています。不明点がある際は問い合わせをいただいていますが、操作が分かりやすく簡単なので、問題なくご利用いただいています。
-
「メール通知機能」を活用し、
緊急時でも迅速な連携が可能に
以前は各テナントの店長と直接連絡を取る際、個人の携帯電話に連絡する必要がありました。そこで導入の直後、コロナの影響が拡大していくタイミングでの特例として、各テナントに支給したタブレット端末を持ち帰っていただき、メッセージ機能を活用して相互に連絡を取り合うようにしました。具体的には、「ペリエ〇〇は何日の何時にオープンします」や、「休業期間内の出勤は可能ですか?」といった内容です。個別のやり取りだけでなく、緊急時の各テナントへの情報連携として緊急連絡機能で一斉送信ができたのも助かりました。
さらに、メール通知機能もあり、緊急連絡先として店長の個人携帯を登録してもらうと、直接連絡がいきます。原則、タブレット端末はテナント内に置いて利用しますが、緊急時にはメールが店長に通知されることで、店長が各スタッフや店舗に指示を送ることができます。
もちろん緊急連絡機能を使わずに、通常のお知らせ機能でもメッセージは送れるのですが、それだと他のお知らせに埋没して見落とす恐れがあります。また、他店舗も担当されている店長の場合などは、特に留守が多くなり、本人がログインするまでタイムラグが発生してしまいます。そのような場合にも、メール通知機能は有効です。
-
「BOND GATE メール通知機能 設定画面」
-
-
紙のやり取りを「BOND GATE」でデジタル化!
テナント、防災センター、運営側の負担軽減を実現
-
通常時の使い方としては、紙の削減とコミュニケーションコストの軽減にメリットを感じています。これまで各ショップには紙で資料を作成し配布していましたが、ペリエ千葉のようにテナントが約250店舗もある大型施設になると、非常に手間とコストがかかるうえに、店舗から運営室までかなりの移動が発生していました。特に、ヘルプスタッフの申請は、短期間の勤務でも漏れなく提出する必要があったため、テナントへの大きな負担となっていました。
現在は、BOND GATEに移行した「ヘルプスタッフ申請書」に内容を入力し、送信ボタンを押せば申請が提出され、内容に問題がなければ承認・完了となります。防災センターとも情報共有されるので、勤務当日の入館が可能です。運営側に申請が届いた段階で、担当者が第一段階承認のボタンを押すと、「押印」の代わりになります。印鑑と同じで、「承認した」という記録としても残ります。
-
紙のヘルプスタッフ申請書(左)、「BOND GATE 」ヘルプスタッフ申請画面(右)
テナントの運営室までの移動を削減するため、休憩室にコピーしたものを置くなど工夫をしていましたが、さらなる効率化を目指し「BOND GATE」を導入したことで、テナント・運営側双方の業務軽減を図ることができました。また、同様に外部業者様の搬入作業や工事作業の申請についてもデジタル化しました。
その他の課題解決としては、出退勤時のチェックリストを電子化しました。今までは、各テナントで誰が最後に退店したか、施錠したかなどを「閉店時安全確認届」の書面でチェックして押印し、防災センターに提出して帰るという流れでした。ペリエ千葉であれば約250店舗のスタッフがそれを行い、防災センターが確認後にそれぞれのポストに返すという運用となるため、非常に労力のかかる作業となっていました。
-
「BOND GATE」に移行した閉店時安全確認届
このチェック作業を「BOND GATE」の閉店チェック機能に移行し効率化したことで、防災センターの方に別の業務を依頼することができました。つまり、作業を1つ効率化した結果、別の作業を移管することができたのです。
コストダウンや業務効率化に関しては常に取り組んでいる課題であり、新たな業務をお願いすると基本的に「人手がない」という反応になりがちです。しかし、人手不足と諦めるのではなく、今の業務の中で削減できることはないか、ということの追求が今後も求められると思います。今回の取り組みは、コスト削減だけでなく、運営側が「BOND GATE」を通じてテナントの状況をいつでも確認でき、コミュニケーションを図れるといった、円滑な運営と施設の価値向上にもつながるといった利点がありました。
今後の展望
「BOND GATE」を最大限に活用し、
テナントと運営側のより一層の負担軽減に努めたい
今後の課題としては、紙の申請書をそのままデジタルに置き換えたため、申請項目が細かすぎる点で、デジタルの利点を活かした内容に見直しを考えています。入力情報が細かいと管理も大変ですし、よりシンプルな申請フォーマットに変更することで、テナントにかかる負担を少しでも軽減したいと考えています。申請フォーマットは運営側で新規作成できるので、その点も非常に助かっています。
また、紙でのやり取りをさらに減らしていきたいと考えています。現在、販促物の校正を行う際、位置やレイアウトの指示は紙に手書きで行わなければいけません。このような業務も、「BOND GATE」に集約し、デジタル化できると効率化につながると思います。
今後も「BOND GATE」を最大限に活用し、テナントと運営側の負担を一層軽減し、より多くの成果を生み出せるよう努めたいと思います。
まずは、お気軽にご相談ください。
導入前のご相談
まずはお気軽にお電話ください。
-
メールでのご相談
通常1~2営業日以内に回答いたしますので、
ぜひお気軽にご相談ください。 -
面談によるご相談
実際の画面でデモをしながらご紹介いたします。
フォームよりご連絡ください。 -
イベント・セミナー情報一覧
製品の基礎知識や操作方法・設定など、
実際の画面でご説明いたします。