社長の一言集

第36号 変われば、変える。

2009/05/26
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・
  変われば、変える。
                                            2009年36号
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・

外部環境の変化は、世界規模で容赦なく日本の全産業を揺さぶります。
景気低迷に加え、今回の新型インフルエンザはあらゆる業績に大きな影響を
及ぼし、危機管理の重要性を改めて実感させられました。
ここ数日マスクを探しましたが、さすがに売り切れ続出でなかなか
買えませんでした。
環境変化に打撃を受ける会社もあれば、マスク会社のように特需に沸く会社も
あります。
周りを見渡して感じる事は、この業種は良くて、この業種は悪いという業種傾向
ではなく、同じ業種の中でも、売れている会社と、売れていない会社の差が
出てきているという事です。最近、その差がはっきり二極化しているようです。

私どもはシステムのご提供と同時に、分析のお手伝いという仕事をしています。
分析とは、分けて考えることです。
例えば、外部環境と内部環境。
外部環境は、社会・経済・商圏人口・交通機関・競合環境などに分けて分析します。
その結果が、内部環境として業種別、顧客の年代別、地区別等に現れ分析されます。

それらの環境変化にいかに適応し、成長を図るかが求められます。
外部環境は、ほとんどの場合変える事は出来ませんので「素直に受け入れる」しか
ありません。
内部環境は、商品、サービス、組織等を変えることにより対応する事が出来ます。
この内部環境を変えることは大変高度な経営判断です。

ここが会社ごとに違います。
問題は何を判断基準に変えるかということです。
どんな判断基準があるでしょう?

例/
とりあえず、今は数字をつくるという判断
儲かるか、儲からないかという判断
楽か、困難かという判断
他社がうまくやっているから真似をするという判断
今は、何もしないという判断 等

経営者の判断はそれぞれです。
だから、結果にもそれぞれ差が出ます。
私は、判断基準の基本は、自社の経営理念に沿っているかどうかだと思います。
混沌として、予測のつかない時だからこそ、しっかり経営理念で根を張って
戦略は、柳の枝の如く柔軟であるべきではないかと思います。
正に、「雨が降ったら傘をさすという」松下幸之助翁の素直な発想です。
外部環境が変われば、戦略を変える。
しかも経営理念に沿ってという事が大切だと思います。

SCも、今、大きく方針を変える事が必要です。
売上よりも最終利益を重視する。
客数管理ではなく、新規顧客・リピート顧客管理を重視する。
お客様と同時に、ショップ様もお客様として大事にする。
ショップ管理者から、ショップ様のパートナーになる。等
変えなければならない事があります。

反面、変えてはいけない事もあります。
その街に貢献すること。
ショップ様と一体となった「人づくり」の重要性。
常に前向きに変化に適応する体質づくり。
次なる投資のために目標とする収益を上げる。
という事です。

今、私たちに最も必要な事は変化をどう捉え、どう取り組むかです。

変化するから面白い。
変化がチャンス。
変化を活かす。
変化を節目にする。
変化に適応するために自らの成功体験を捨てる。
変化を掴むために素直になる。

こんな時代は今までなかったという時代の波が押し寄せています。

リゾームも変わります。
是非、ご一緒に荒波を乗り越えて、未知なる大海をめざしましょう。

                        株式会社リゾーム
                        代表取締役 中山博光

+--------------------------------------------------------------+