社長の一言集

第08号 『不の時代』

2007/01/22
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『不の時代』                      
               2007年01月22日 08号
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 遅い御挨拶ですが、今年もよろしくお願い申し上げます。
今年は、年末から年始にかけて読書三昧の休日でした。
最近、特にマネジメントについての課題を抱えていますので
ドラッカー氏の書籍を重点的に読みました。
90年代から最近のものまで読みましたが、さすがです。
マネジメントの基本的な考えが明快で、現場の実態を的確に
押さえた内容に感服です。

さて、今年はどんな年になるのでしょう。
実感のない景気の上向き感、環境問題、団塊問題等、私達が
かつて経験のしたことのない時代の流れを感じます。
「不透明」「不安定」「不確実」の「不の時代」です。

松下幸之助翁の言葉に
「不確実性の時代と人はよく言います。
事実、思わぬことが次つぎと起こって混乱することが
よくありますが、私は不確実性ということは肯定しません。
なぜなら、不確実な現象は全部人間自身の活動の所産であり、
人間自身が不確実な考えを持ち、不確実な行動をするところに
起こってくるものだと思うからです。
だから、不確実な考えや行動をやめたら、確実になってくる。
そういう自覚で仕事をすることが大切だと思います。
未来は"確実性の時代"だという発想の転換、
未来に対処する基本的姿勢の転換こそ、
今日、私たちお互いの緊急重要事ではないかと思うのです。」
と、あります。
今後の企業経営の中で、羅針盤を持った経営であるかどうかが
盛衰の分かれ目になる気がします。
経営理念を羅針盤に、マネジメントと情報を融合して
取り組む決意を新たにした次第です。

                株式会社リゾーム 
                 代表取締役 中山博光

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