社長の一言集
第73号 「人生はニコニコ顔で命がけ」
2012/06/29
---------------------------------------------------------------------- 「人生はニコニコ顔で命がけ」 2012年73号 ---------------------------------------------------------------------- 今という時代は、1000年に一度の変化の時期だと遺伝子解読で有名な筑波大学 名誉教授の村上和雄先生は語られています。 その変化とは西洋文化から、東洋文化への大転換です。 世界の経済力、マーケットの成長力もアジア、アフリカにシフトしています。 以前、村上先生に遺伝子についてのお話をお聞きする機会がありました。 ご存知のように、最近では遺伝子のほとんどが解読され、その働きについても 知ることができています。しかし、遺伝子内部で実際に働いているのはその 2?3%で、他のほとんどは眠っていて何の働きをしているのか分からないそう です。 しかし、何かのタイミングや環境で、その眠っている遺伝子が働くことが 分かったそうです。正に遺伝子がONになるという状態です。 その主な要因として挙げられている事は、 第一 運動。歩くこと。 第二 食事。ビタミン類、酵素が良いそうです。 第三 心。これがとても効果的だそうですが、遺伝子をONにするだけではなく OFFにすることにも影響を及ぼすそうです。 心は大きく二分して考える事が出来るとも語られました。 ONに影響するポジティブな心、陽気、楽しさ、喜び、感動、感謝、祈り。 OFFに影響するネガティブな心、悩み、不安、恐怖、悲観 です。 最も興味深かったのは、ONの力を高めたり、OFFをONにする有効な手段として 「笑顔」、「笑い」が良いと言う事です。 糖尿病の患者さん達に漫才を聞かせて、「笑い」で遺伝子をONにして、 血糖値が下がった等たくさんの事例も聞かせて頂きました。 そして、最近では「笑い療法」にも取り組んでいらっしゃいます。 村上先生の知人で、チベット仏教の最高指導者のダライ・ラマ氏は対中国問題 等で深刻な状況下でも、笑いに富み、時に爆笑し、茶目っけたっぷりの人物だ そうです。 正に命がけの状況の中でも、ニコニコ出来る心の鍛錬はすごいですね。 そのお話の中で「人生はニコニコ顔で命がけ」という名言を頂きました。 今は、未来が見えず不安定で商売も難しく生きづらい時代です。 しかし、いかなる外部環境の中でもリーダーはニコニコ顔でプラス志向が大切です。 部下、現場に余計な不安を抱かせず、陰で必死にもがき苦しむ事を前向きに 受け入れる、それが遺伝子ONのチャンスではないでしょうか。 株式会社リゾーム 代表取締役 中山博光 +--------------------------------------------------------------+