社長の一言集
第46号 【縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ
2010/03/25
---------------------------------------------------------------------- 【縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ】 2010年46号 ---------------------------------------------------------------------- 今年は、荒れた天候と強風で、鎌倉市の鶴岡八幡宮の大銀杏(おおいちょう)を はじめ、全国で樹齢数百年という巨木の倒壊が続きました。 原因は様々ですが、多くは土壌の問題で、それにより根が菌に侵されたり、 弱って倒壊に至ったようです。 月刊『理念と経営』のトップページに 【縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ】の掲載があります。 「念ずれば花開く」 これは詩人、坂村真民さんの詩の一節ですが、 「縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ」の作者は不明です。 世の中の景気、先行きの不安とは全く無関係に、桜は開花の時期を迎え、 見事に花ひらき始めています。 私は、35年前に九州の地方百貨店に入社し、その後大手量販店でご縁を頂き、 現在はショッピングセンター業界のお客様を中心に会社を営んでおります。 それぞれの業界、絶頂期の満開の時代に、その業界で仕事をしてきました。 この会社は永遠に発展継続していくと、そこで働く誰もが確信していました。 しかし、その九州の地方百貨店は廃業、 大手量販店は他社に吸収されてしまいました。 一昔前までは、会社の寿命は平均30年と言われていました。 現在は10年位ではないでしょうか。働く人の寿命より会社の寿命が短い時代です。 会社を大きくする事より、続ける事の方が難しいと私は思います。 根が育つ前に木が大きくなると倒れます。 大きくなっても根が弱ると木は倒れます。 当たり前の事ですが、根は見えません。だから気づかないのです。 会社にとって根とは何なのかを考えた時、 私は理念、コアコンピタンス、そして人材だと考えます。 コアコンピタンス経営について一般的には "お客まさの利益を第一に考える経営"、 "競合他社に優位性を持ち、独自性のある経営"と言われていますが、 もうひとつ、"経営理念の実現を目指す経営"も加えるべきではないかと思います。 限られた資源の中で、お客様の利益を実現するために、 又、競合より優位性を保つためにどこに資源を集中させるべきかが 経営の最重点テーマだと思います。 そして、そのコアコンピタンス経営を実現していくのは「人」です。 経営資源で最も重要視しなければならないのは「人」です。 そして、経営にとって【縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ】の実とは、 お客様満足であり、働く社員さんの満足、成長する社風づくりだと思います。 現在、あるショッピングセンターでリニューアル計画の事前調査の仕事を していますが深刻な状況です。空きテナントが埋めれません。 2年後の定借契約切れで数十店舗の退店が予測されます。 マーケットに比べ店舗が大き過ぎ、更に競合も多すぎるという典型的な 地方の不振シッピングセンターです。 しかし、このショッピングセンターを再生すべく、 情熱と使命感を持った人たちが動き始めています。 もし、これが成功したら大きなチャンスとノウハウになるのでないでしょうか。 困難な状況からしか人は育ちません。 その困難を乗り越えるには、夢と目標、そして素直さが必要です。 困難こそが、自分にとって最高の縁なのかもしれません。 株式会社リゾーム(根) 代表取締役 中山 博光 +--------------------------------------------------------------+