社長の一言集

第22号 適応成長計画書で未来創造を実現

2008/03/26
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適応成長計画書で未来創造を実現
                    2008年03月26日 22号
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昨日から二日間、中四国地区のSCに訪問しています。
目的は、「適応成長計画書」の作成支援業務です。
中四国エリアも大型SCの相次ぐ出店で、既存のSCも、
新店も決して業績は良くありません。
特に、景気の減速傾向もあり全てがマイナスのスパイラルにシフトして
いる観があります。
「適応成長計画書」は、そうした競合環境を中心とした外部環境の変化
と内部の強み、弱みをSCの各部署の責任者が一同に会して、分析、議論
し対応をまとめるものです。
事前に、地元消費者アンケートと、テナントヒアリングを実施してお客様
の今のニーズを客観的な視点でまとめました。
お客様からは、店揃え、価格、接客面について多くの声が寄せられました。
ポイントカード等の顧客分析は、既存のお客様の定量的な分析しか
出来ませんが、お客様アンケートは既存顧客、未来店顧客の生の声を
聞く事が可能です。
ハッと気づかされるメッセージ、期待が読み取れます。
又、デベロッパーにとってみてはテナント様も、大事なお客様です。
(※これからは、テナント様からデベロッパーが選別されます。)
その他、数値的な実績も合わせて、幹部全員がSCの課題を共有化し
コアコンピタンスを明確化し、来期、三年後の戦略を練り上げていきます。
社長方針は「顧客志向・情報共有化・収益の創造」です。
的を射た方針だと思います。
その方針と、コアコンピタンスに基づき各部門の責任者が部門の方針を
作成発表し、他の部門責任者から、質問・意見を述べてもらうという進
め方です。
正に、「情報の共有化」です。
全体での大きな方針は、全社を挙げての営業強化、人づくりへの取り
組みです。
結局は、SC事業の未来創造も、「人材育成」なのです。
「お客様志向・前向き・実行力のある人材」と、欲を言いだしたら
きりがありません。
しかし、そのような人材を育てる目標を持ち続ける必要がある事と、
上司の仕事は部下の育成である事を改めて実感した二日間でした。

                     株式会社リゾーム
                      代表取締役 中山博光

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