社長の一言集
第158号 「妄想」が革新的ビジネスに必須
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「妄想」が革新的ビジネスに必須
2019年158号
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「妄想」という言葉があります。
「道理が分からない。筋道がない。デタラメ。」という解釈もありますが、
「根拠のない、ありえない内容にもかかわらず、確信を持ち、事実や理論によって
訂正することの出来ない主観的な信念。」という解釈もあるようです。
「妄想」が革新的ビジネスに必須、という一文をご紹介させて頂きます。
『直感と論理をつなぐ思考法』 佐宗邦威氏著 ダイアモンド社
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僕自身、数々のイノベーションに関わるなかでわかったのは、
成功するプロジェクトとそうでないプロジェクトの違いは、
そこに「妄想」を持った人がいるかどうかでしかないということだ。
目の前の世界はどんどんと移り変わっていくし、短期的には失敗や障害も
出てくるだろう。その長い失望の期間に耐え得るのは、あなたの内側から
掘り起こした「好き」や「関心」をおいてほかにない。「自分モード」こそが、
目の前の変化の波に流されないための「錨」になってくれるのだ。
これは起業家やイノベーターが抱くような「事業ビジョン」のことだけに限らない。
それぞれの人・組織が持つ「こうだったらいいのにな......」という理想を
「錨(いかり)」にする生き方は、今後の社会において、より一層の重要度を持つはずだ。
クリエイティブな習慣が身につくと、たとえば「ブランド品を買って満足する」というような
大量消費にも興味が向かなくなるだろう。人は何かを生み出しているとき、まさに
その行為自体から幸福感を得ることが出来るからだ。
将来、AIやロボティクスがインフラとなり、人間の活動の一部を代替する時代が
来るのだとすれば、自分自身のビジョンを具現化し、自分自身を充足させられる力は、
決定的な強みになるように思う。また、そうした力や習慣を持つ人を増やすことこそが、
社会全体の幸せを実現するうえでも必要になるのではないだろうか?
短期的な成果を期待して駆けずり回る「他人モード」を続けていては、めまぐるしい変化に
振り回され、いつかは疲れ切ってしまうだろう。
「自分モード」のスイッチをオンにしておきながら、背中を押してくれる「大波」を待つ
――そんな心がまえでいるほうが毎日楽しいし、結果的にどこかで「期待を超えた爆発」に
めぐり合える可能性は高くなるだろう。
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″自分のために″ ″自分は確信している″ という「自分モード」の妄想が、人々の共感を得て
大波になったとき、「妄想」は、「ビジョン」・「イノベーション」に解釈が変わります。
GAFAに牛耳られていく世界で、彼らとは別次元のワクワクする独自ビジネスを創り出す事は、
今後の経営の挑戦的テーマではないかと思います。
<お知らせ>
リゾームは、子供たちの未来づくりのための、バッティングセンターを核にした新しいスポーツセンター(SC)を
来夏、広島県福山市にOPENします。1111坪の鉄工所跡地をリノベーションして、今までにない独自の
スポーツ施設づくりに挑戦してみようと思います。
来年創業30周年を迎えるリゾームが、子供たちの未来づくりのために描いた「妄想」が、どんなSCになるか?
是非、ご期待ください。
株式会社リゾーム
代表取締役 中山博光