社長の一言集
第12号 『人の心は美しい』
2007/05/22
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 『人の心は美しい』 2007年05月22日 12号 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 先日、20年ぶりに前職のニチイ(現マイカル)の知人と、 再会し歓談する機会に恵まれました。 話は、当時の上司や同僚達のその後の消息についてや、当時競合 だった大手量販店の動向について等、幅広くに及びました。 そして、最後に出たのは、経営理念についてでした。 ニチイ時代は単なる習慣でしかなかった朝の唱和の言葉が、 とても素晴らしいものであったことが、その時やっと気づいたのです。 当時は、意味を噛みしめることなく漫然と唱えていただけでした。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 人の心の美しさを商いの道に生かし ただ一筋にお客様の生活を守り、お客様の生活を豊かにすることを わが店の誇りと、喜びにして日々の生活に精進致します。 合唱 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 創業者、西端行雄社長の真摯な思いが込められています。 当時の量販店勢力がこのような変化を遂げようとは、誰も 予測できなかったと思います。 ダイエーさん、ニチイさん、長崎屋さん、西友さん、寿屋さん...。 衰退の原因は、経営者の社会の変化に対応した、経営判断の 違いだけではなく、創業の精神の揺らぎだったのかもしれません。 4月末には、中国へ行ってきました。 上海に四日間滞在し、隣接の蘇州の超大型商業施設建設現場訪問です。 未来型都市づくりと連動し、総床面積100万?に及ぶ構想です。 揚子江デルタ地帯の都市を商圏として捉え、7000万人の 商圏人口を想定しています。 モーレツな勢いで、各地で街が出現しています。世界の資源が 足らなくなるのが分かる気がしました。 富裕層と、貧民層の格差も目の当たりにして、この国の 混沌にも触れました。 しかし、そのような矛盾を包括しながら、成長を続ける 貪欲なまでの成長意欲に圧倒されました。 したたかで、行動的で、目的が明確なこの国の人々に、 私たちの日本はどう関わっていくのでしょう。 「人の心は美しい」と信じきれる強さにその答えがあるかもしれません。 株式会社リゾーム 代表取締役 中山博光 +--------------------------------------------------------------+