社長の一言集

第05号 『命がけの経営』

2006/10/24
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『命がけの経営』             
               2006年10月24日 05号
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多くの企業経営者の中で、本当に経営に命をかけている
と言える経営者が何人いるだろうか?
私自身も、命を賭ける経営は出来ていないし、従業員さんに
そんな危険なことはさせたくはない。
しかし、世の中には本当に命をかけている会社があり
取り組んでいる経営者が存在する。
それは、鈴鹿のTSR(TECHNICAL SPORTS RACING Ltd.)
という藤井社長の会社である。
年商数億のバイクメーカーでありながら
レーシングチームを保有し今年、4大メーカーを抑え
念願の鈴鹿八時間耐久レースで見事優勝した実績を持つ。
藤井社長とは、ある勉強会でご縁を頂き
経営の勉強仲間としてお付き合いさせて頂いており
先月もリゾームの勉強会で講師を務めて頂いた。
実に気さくで、たくましく魅力のある経営者である。
先週の週末は、全日本岡山ラウンドがリゾームの本社のある
岡山で開催され、英田サーキットまで応援にいったが
その会場の爆音と緊張感、そして圧倒する迫力と一流の
プロレーサーの走りに感動した。
JSB1000クラスでは、TSR参加の3台のバイクの内
伊藤選手が見事優勝、手島選手は転倒というまさに
天国と地獄を両方目の当たりにした。
時速260kmのスピードの中の転倒は、本当に命が消えても
おかしくない凄まじさだ。
命を燃やしながら、削りながら、誰に媚びることなく
自らのブランドを築き上げ経営していく姿には
畏敬の念すら感じさせる。
経営理念は「バイク一筋」。
人材育成にも本気で取り組んでいる。
レースの翌日から、今年最後の鈴鹿のレースに向けて
既に準備を始めている。
経営とレースの日々の通過点の先には、きっと素晴らしい
人生のゴールが見えているのだろう。

                株式会社リゾーム 
                 代表取締役 中山博光

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