社長の一言集

第04号 『標準化について』

2006/09/26
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『標準化について』          
               2006年09月26日 04号
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産業界に広がる人手不足は、高い専門性を持つ分野のみならず
製造、小売や外食にも及んでいます。
そうした中、私どものお客様である流通業・デベロッパー業の
企業様でも、人材問題は、大きな課題となっています。
自社人材の育成に向けて様々な教育・研修が施されていますが
最も重要なことは、既存社員様の人財化と、仕事の「標準化」
です。個人プレーになっている業務をチームプレーに
していかないと、仕事の継承、改善、進化そして効率性は
生まれません。

ご存知のように、標準化については、トヨタ方式が
知られています。
1.常に変えていくことが大事
2.余分なものを作るのは最大の無駄
3.人づくりは考える力と考え抜く力
4.仕事は、標準化と標準作業の逐行
5.個人プレーからチーム重視
という考え方が基本として貫かれています。
又、その考え方を企業文化のレベルまで浸透させています。

この「標準化」を流通業で取り入れ、成功しているのは
大丸さんです。苦戦続きの百貨店業界で、水準を上回る高い
経常利益率で健闘されています。
注目を集めているローコストオペレーションの源流は
「標準化」だと思います。

リゾームが提唱する、「情報活用型マネジメント」は
この「標準化」という基本的な考え方を実践・推進していく
ものでありたいと考えます。システムと、マネジメントを
結ぶものが「標準化」だと思います。
又、私は企業経営の目的は「顧客満足」と
「人材育成」と定義しています。

バブル崩壊後、人的投資を怠ってきたツケが
今現実のものとして降りかかってきています。

経営者の「人間観」が現れてくる時代です。

                株式会社リゾーム 
                 代表取締役 中山博光

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