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データで見る、銀座・丸の内・日比谷の違いと 東京ミッドタウン日比谷の開業効果

プレスリリース 2018/06/11

〜SCトレンド研究所が「銀座」「丸の内」「日比谷」の比較分析と、 東京ミッドタウン日比谷の開業前後比較レポートを公開〜

株式会社リゾーム(本社:岡山県岡山市、代表取締役:中山 博光、以下 当社)のシンクタンクSCトレンド研究所は、 当社製品の全国商業施設(以下SC)・ショップ・ブランド出退店データベース「SC GATE」ならびに、 スマートフォン所有者の行動データ分析サービス「流動outside」を用いた、銀座・丸の内・日比谷地区に関するレポートを公表しましたのでご報告します。

【レポートはこちら】

SC GATE(エスシーゲート)について

SC GATE

全国のSC・百貨店4,700施設、21万ショップ・ブランドの情報や出退店データベースを活用できるWEBサービス! 「さがす・くらべる・見極める」でリーシング戦略・ショップ出退店戦略の勝率を高めます。

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SC GATE 画面イメージ(1)

流動outside(リュウドウ アウトサイド)について

流動outside

全国約2,000万人のスマートフォン所有者の行動データをもとに、自館に訪れるお客様・他館に訪れるお客様の来館人数や行動エリアを分析できるGPS分析サービス! 「会員カード」「アンケート調査」では把握できなかったお客様の流入/流出状況に関するデータの分析が可能になります。

流動outside 画面イメージ(1)

流動outside 画面イメージ(1)

流動outside 画面イメージ(2)

流動outside 画面イメージ(2)

こんなことが簡単にできます

  • 来館分析    :自館の来館人数/来館回数、競合施設の来館人数/来館回数
  • ヒートマップ分析:自館来館者/競合施設来館者の居住地/職場(来館経路)
  • 併用率分析   :自館の来館者はどの競合施設を併用しているか
  • 来館回数分析  :自館来館者/競合施設来館者の新規客数/リピート客数
  • 来館頻度分析  :自館来館者/競合施設来館者の平均来店頻度/来館頻度分布
  • 滞在時間分析  :自館来館者/競合施設来館者の平均滞在時間/滞在時間分布

本リリース・SC GATE、流動outsideに関するお問合せ窓口

株式会社リゾーム
広報担当: 金藤・山本・尼田
TEL: 03-3523-1128
E-mail: info@rhizome-e.com

「データで見る、銀座・丸の内・日比谷の違いと東京ミッドタウン日比谷の開業効果」レポートより

I. 東京ミッドタウン日比谷開業前の「銀座」「丸の内」「日比谷」のSC GATEによる比較

銀座・丸の内・日比谷の3地区の中心となる交差点を中心とした半径400m内の商業施設をSC GATEにより特定し、 お客様の動線、3地区の重なりなどを調整して、3地区それぞれの集計対象商業施設を決定しました。

大業種構成比比較

銀座・日比谷の商業施設は、比較4府県施設(※)に比べファッション、ファッション雑貨のブランド数構成比が高く、丸の内の商業施設は飲食のブランド数構成比が高い。

※:比較4府県施設:神奈川県、愛知県、大阪府、福岡県に所在し、SCタイプが小型施設駅周辺・市街地に該当するテナント数が10以上の施設(対象施設数 166)。

図表1:3地区の業種別出店ブランド数構成
図表1:3地区の業種別出店ブランド数構成

ファッション大業種の中業種構成比比較

ファッション大業種の中業種構成比では、銀座は幅広い中業種で構成されるが、日比谷はレディスに偏る。

図表2:ファッション大業種の中業種別ブランド数構成比
図表2:ファッション大業種の中業種別ブランド数構成比

ファッション雑貨大業種の中業種構成比比較

ファッション雑貨の中業種構成比では、銀座と、特に日比谷でラグジュアリーブランドの構成比が高く、一方で身の回りの構成比が低い。

丸の内は、比較4府県施設と比べると、その他ファッション雑貨、服飾雑貨の構成比が高く、身の回りが低い。

図表3:ファッション雑貨大業種の中業種別ブランド数構成比
図表3:ファッション雑貨大業種の中業種別ブランド数構成比

飲食大業種の中業種構成比比較

飲食大業種の中業種構成比では、丸の内は居酒屋・ダイニングバーの構成比が高く、銀座・日比谷はカフェ・スイーツ・ベーカリーの構成比が高い。

図表4:飲食大業種の中業種別ブランド数構成比
図表4:飲食大業種の中業種別ブランド数構成比

II. 東京ミッドタウン日比谷の開業効果をデータで見る

大業種構成比比較

SC GATEのデータを用いて、東京ミッドタウン日比谷の開業前後で、日比谷の商業施設の業種構成比がどのように変化したかを見ると、飲食の構成比が高くなり、丸の内と類似した構成比に変化。

図表5:東京ミッドタウン日比谷開業前後の大業種別出店ブランド数構成比
図表5:東京ミッドタウン日比谷開業前後の大業種別出店ブランド数構成比

東京ミッドタウン日比谷の開業による集客への影響

「流動outside」のデータを用い、銀座・日比谷地区の東京ミッドタウン日比谷を含む10の商業施設を指定し、東京ミッドタウン日比谷の開業前後でそれらの集客の変化を見ました。その結果、10の施設来館者合計に占める東京ミッドタウン日比谷来館者の構成比は8%から20%に上昇し、10の施設の中で最も来館者数が多い結果となりました。

また、興味深いのは、この東京ミッドタウン日比谷の開業により、日比谷はもちろんですが、銀座も含めすべての施設で来店回数が増加しています。これは、東京ミッドタウン日比谷の開業により、日比谷だけでなく銀座も含めた地区での集客力が高くなったことを表しています。

図表6:流動集客変化 東京ミッドタウン開業前後
図表6:流動集客変化 東京ミッドタウン開業前後

東京ミッドタウン日比谷の来館者の他施設相互利用

東京ミッドタウン来館者で他施設も併訪問した来館者は東京ミッドタウン日比谷来館者全体の35%で、他施設も利用した来館者のうち松屋銀座併訪問者数は7.7%となっています。また、松屋銀座以外の他施設を見ても、バランスよく他施設を併訪問している結果となっています。

逆に、松屋銀座来館者で他施設も併訪問した来館者は56%となりました。併訪問先を見ると、やはり、同業態である銀座三越や元同業態であったGINZA SIXへの併訪問が高いようですが、それでも、東京ミッドタウン日比谷併訪問者は10.3%と、他の既存施設と同程度の併訪問者数となっています。

図表7:東京ミッドタウン日比谷来館者の他施設利用状況
図表7:東京ミッドタウン日比谷来館者の他施設利用状況

株式会社リゾームについて

会社名
株式会社リゾーム
所在地
≪本社≫
〒701-0165 岡山県岡山市北区大内田675 テレポート岡山5F
≪東京オフィス≫
〒104-0042 東京都中央区入船1丁目5-11 弘報ビル4F
≪大阪オフィス≫
〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島5-14-10 新大阪トヨタビル7F
代表者
代表取締役 中山 博光
資本金
5,265万円
Webサイト
https://www.rhizome-e.com/

SCトレンド研究所について

全国のSC・ショップの活性化を目的にしたシンクタンク!SC・百貨店におけるショップ出退店の統計的な分析・研究を始め、 さまざまなデータやトレンドなどビジネスに活かせる情報を提供します。これからの活動にご注目ください。

Webサイト:https://sc-trend.jp/