全国のショッピングセンター(SC)の出店・退店履歴のデータベース「SC GATE」の新着ショップは、SC GATEに新規に登録されたショップ・ブランドを集計し、商業施設へ初出店した鮮度の高いショップをご紹介しております。
初出店ショップはEC発生ブランドや地方発の人気店舗などの新業態や今までにないコンセプトを持ち、従来のショッピングセンターの枠組みを超えたショップが増加しています。こうしたショップの登場は、商業施設に新鮮な風をもたらし、地域経済の活性化やショッピング体験の拡充につながっています。業種別の出店動向や各ショップの勢いを把握し、最新のデータからリゾーム独自の目線でピックアップした❝気になるショップ❞を以下にまとめました。
2025年10月の
商業施設 初出店ショップデータ
2025年10月の商業施設へ初出店したショップは全国で423ショップありました。業種別の構成比を見ると、上位は「飲食」が28.4%、「サービス」が27.4%、「食品」が15.8%という結果でした。「飲食」と「サービス」は、先月に続き出店数の多い主要ジャンルでしたが、一方で9月に上位に入っていた「ファッション雑貨」は順位を下げ、10月は代わって「食品」ジャンルのショップが増加していました。「食品」ジャンルの中では洋菓子が過半数を占め、同ジャンルの4.5%はドーナツショップがリスト入りしておりました。さまざまな洋菓子の種類が存在する中で、ドーナツは洋菓子ジャンル内でも一定の存在感を持ち、ドーナツ人気の継続を示唆しているのではないでしょうか。

リゾーム独自の目線で注目する!!
気になるショップ
では今回、業種別にて上位に上がった「飲食」、「サービス」、「食品」のカテゴリの中から気になるショップをご紹介いたします。
MARNI CAFE
(マルニカフェ)
※記事内の画像はイメージとなります。
イタリアのラグジュアリーファッションブランド「MARNI(マルニ)」様が提案する「MARNI CAFE(マルニカフェ)」様は、ブランドが持つ独自の色彩感覚やアートスピリットを落とし込んだ世界観を体験できるカフェでGINZA SIXにオープンいたしました。
店内はマルニらしい大胆な色使いとポップで遊び心のあるインテリアで構成され、細部に至るまでデザインへのこだわりが感じられます。アートとファッションを感じる空間で味わえるのは、パティスリィ アサコ イワヤナギ様とのコラボで開発された旬のフルーツパフェやスイーツ、そして人気のラテアートカプチーノです。ランチセットやアラカルトの充実したメニュー、イタリアの焼き菓子のテイクアウトスイーツなども揃い、見た目にも美しく、味わいでも心を満たす料理やスイーツは、ブランドのクリエイティビティをそのまま表現しています。
終活の窓口
(しゅうかつのまどぐち)
※記事内の画像はイメージとなります。
「終活の窓口」様は、人生のエンディングに関するあらゆる不安や悩みに寄り添う総合相談サービスです。現在、少子高齢化やライフスタイルの多様化が進むなかで、葬儀や墓地、相続、遺品整理といった分野は専門性が高く、情報が複雑で分かりにくいという課題がありました。
そのようなお客様一人ひとりの課題に寄り添い、安心して自分らしい人生の締めくくりを迎えられるよう、経験豊富な専門相談員が丁寧にヒアリングを行い、必要な情報整理や最適なプランのご提案を行われています。また、「終活の窓口」様では終活を"人生を見つめ直し、未来を前向きに準備する活動"と捉えられ、単なる手続きや準備にとどまらず、ご自身やご家族がより豊かに暮らし、安心して明日を迎えられるよう支援しております。
RANDY'S DONUTS
(ランディーズドーナツ)
※記事内の画像はイメージとなります。
「RANDY'S DONUTS(ランディーズドーナツ)」様は、1952年にアメリカ・ロサンゼルスで誕生した老舗ドーナツブランドです。特徴的な巨大ドーナツのオブジェが店舗のシンボルとなり、映画やドラマにも数多く登場するなど、アメリカを代表するドーナツショップです。ポップでフォトジェニックな店舗デザインと、ふんわりとした食感と甘さのバランスにこだわったドーナツは、定番のグレーズドをはじめ、カラフルなデコレーションや季節限定フレーバーなど多彩なラインアップが揃います。コーヒーとの相性も抜群で、日常のちょっとしたご褒美や手土産にも最適です。
2025年5月に代官山で日本初出店を果たし、数時間待ちの長蛇の列ができるほどの人気を博しました。Tシャツやエコバッグなどの関連グッズも完売し、その注目度の高さを示しています。
その勢いを受け、2店舗目はEATo LUMINE様にオープンいたしました。さらに12月には東京ギフトパレット様にて3店舗目の開店を控え、成長著しいドーナツショップとして多くの支持を集めています。
まとめ
「飲食」「サービス」「食品」の出店が増えると、施設全体の集客力や売上につながる可能性が考えられます。なぜならこれらのジャンルは単に商品を購入するだけでなく、体験を提供しているため必然的に滞在時間が延び、施設内の回遊率を高める効果が期待されるのではないでしょうか。
さらにデザイン性や話題性の高いカフェやスイーツショップは、SNSとの相性が良いようです。視覚的にわかりやすい情報が拡散しやすく、特に若い女性を中心とした集客につながる可能性が高いでしょう。
また、高齢化社会に対応した特徴的な取り組みとして、「サービス」分野の終活相談などは他施設との差別化に役立つ可能性があります。多様なニーズに応えることで、リピート率や地域からの信頼獲得にもつながりそうです。
これらのジャンルを戦略的に配置することで、滞在時間の延長や新しい顧客層の開拓を実現し、施設全体の売上向上にもつながるかもしれません。こうした動きを活かした柔軟なリーシングは、競合との差別化を促進し施設の活性化に繋がる可能性がありそうです。
