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【商業施設のメディア化で広がる新たな出店企業】注目のコンセプトショップ・ショールームを
ご紹介

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商業施設のリーシング担当者様にとって、「面白いショップはないか」「新しい業態のショップを知りたい」といった悩みを抱えることは少なくないのではないでしょうか。

少しでもそのような悩み解決に役立つ情報をお届けするため、弊社ソリューションを活用し、ここ数年間で出店した注目のショップを調べました。

今回は、後述する商業施設のメディア化とそれに伴うリーシングの交渉企業に変化が起きている点に着目し、メーカー企業やIT企業などが運営するショップや、ブランド認知の拡大を目的としたショップをまとめてご紹介します。

リーシング担当者様にとって、新しいアイデアやヒントとなる内容をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

商業施設のメディア化について

近年、「リテールメディア」という広告の仕組みが注目されています。小売店が運営するECサイトや店舗内サイネージ広告などが代表例ですが、購買意欲の高い顧客が集まる商業施設もまた、広告収益を生み出す「メディア」としての価値が高いと言えます。

従来の賃貸収入以外の収益確保を模索する商業施設にとっても、メディア化の動きは見逃せない動向の1つです。

また、メディア化が進むことで、テナント誘致における交渉相手となる企業にも変化が生じています。これまでの小売・飲食・サービス業などの従来の交渉先に加え、ブランドの認知拡大や利用体験を目的とするメーカー企業やIT企業も、新たな交渉先として選択肢が広がっていくことが予想されます。

コンセプトショップ・ショールーム

商業施設がメディア化している動きとして、これまでは小売店を通じて商品を販売していたメーカーによる、コンセプトショップを中心としたテナント出店や、ブランド認知の拡大や商品体験を目的とするショールーム型のテナント出店が多々見られます。

ここからは、弊社ソリューションである「SC GATE」と「SC FORCE」を活用して見つけた、商業施設に出店しているコンセプトショップ・ショールームをまとめてご紹介します。

SC&ショップ検索サービス「SC GATE」
月別ショップ出退店データで業界の動向をつかみ
最適なショップ候補を見つける!

データをSCの力に変えるクラウドサービス「SC FORCE」
全国のSC、16万ショップ(325業種別)の出退店データを
BIで活用するクラウドサービス

株式会社ブルボン「Un BOURBON」:菓子メーカー

Un BOURBONは、クラフトならではの特別な商品を楽しめる新しいコンセプトショップとして2024年春にオープンしました。

1つ上の品質、1つ上のおいしさを追求したひと味違う唯一ここだけのおいしさをお届けする常設コンセプトショップとなっています。



伯方塩業株式会社「with salt 伯方の塩」:食品メーカー

with salt 伯方の塩は、「伯方の塩のシン・拠点として、塩の魅力やおもしろさに出会える"ひととき"を提供する。」をコンセプトに、2024年9月にオープンしました。

塩だけの販売ではなく、伯方の塩・大三島工場で大人気の甘じょっぱさがクセになる「伯方の塩ソフトクリーム」をはじめ、県内の様々なショップとのコラボ商品や雑貨などが提供されています。



カンロ株式会社「ヒトツブカンロ」:菓子メーカー

ヒトツブカンロは、飴をあげる楽しさともらう楽しさを作り出したいという気持ちから「ヒトからヒトへ つながるヒトツブ」をコンセプトにしたショップです。

大人気の「グミッツェル」をはじめとする見た目も可愛いヒトツブカンロ自慢の商品や原宿店限定の商品などギフトにぴったりの商品を販売しています。



サッポロビール株式会社「YEBISU BREWERY TOKYO」:飲料メーカー

YEBISU BREWERY TOKYOは、ヱビスビール発祥の地である恵比寿における醸造施設を伴ったヱビスのブランド体験拠点です。

ヱビスのルーツに親しむミュージアム、ヱビスブランドのビール醸造を行うブルワリー、そしてブルワリーで作られたビールを楽しみながら、これからのビールとお客様との新しい関係を創造するタップルームの機能をあわせもつ施設となっています。



サッポロビール株式会社「サッポロ生ビール黒ラベル
THE BAR」:飲料メーカー

サッポロ生ビール黒ラベル THE BARは、「最もビールがおいしい瞬間はその日の1杯目。」をコンセプトとしているショップです。

2025年7月には、黒ラベルの世界観に触れながら飲用出来るスペースを新設し、リニューアルオープンされます。



株式会社コーセー「Maison KOSÉ」:化粧品メーカー

Maison KOSÉは、商品がラッピングされる過程も楽しむことができるギフト特化型コーナーやドレッサーの時間貸しサービスなど、コト体験を通じて"今"というトキ(瞬間)を楽しむビューティアトラクションを展開しているショップです。



コクヨ株式会社「KOKUYODOORS」:
文具・オフィス用品メーカー

KOKUYODOORSは、コクヨの文具の魅力を凝縮した直営のステーショナリーショップです。

コクヨの定番かつ人気の文具に加え、ショップのロゴをあしらったオリジナルアイテムの販売から、さまざまな文具の使い心地を気軽に試せるコーナーや、ユニークな文具セットを購入できる自動販売機といった、体験型のコンテンツまで用意されています。



ヨネックス株式会社「YONEX OSAKA SHOWROOM」:スポーツ用品メーカー

YONEX OSAKA SHOWROOMは、世界で3店舗目のヨネックスショールームとして、2024年12月にオープンしました。

ラケット、ゴルフクラブからシューズ、スポーツウェアに至るまで豊富な商品ラインナップを取り揃え、「ものづくりとイノベーション」をブランドストーリーやサービスを通じてお客様に伝えています。



ヤマハ発動機株式会社「Yamaha E-Ride Base」:
輸送機器メーカー(モビリティ)

Yamaha E-Ride Baseは、「見て・触れて・乗って」がテーマのヤマハ発動機の体験型ショールームです。

eBike(スポーツ電動アシスト自転車)の乗車体験を始め、180度の大型スクリーンでの映像体験や、静岡森町のお茶を味わえるラウンジなどを展開されています。



Tesla Japan合同会社「Tesla」:外資系自動車メーカー

Teslaは、持続可能なエネルギーへの世界的移行を加速する自動車メーカー「Tesla」のショールームです。

2024年4月に、国内最大規模のショールームを商業施設内にオープンしました。



株式会社ワントゥーテン「1→10 Experience Showroom」:IT企業

1→10 Experience Showroomは、株式会社ワントゥーテンとして初の体験型ショールームです。

最先端のXR・AI 技術を駆使したサービス、プロジェクションマッピング・センシングなどを活用したエクスペリエンスデザインなど、自社の最新テクノロジーやコンテンツに触れられる体験ができます。



株式会社ギフトパッド「Giftpad space~日本の魅力をつむぐ~」:IT企業

Giftpad space~日本の魅力をつむぐ~は、デジタル地域通貨アプリ「region PAY」の運営会社である株式会社ギフトパッドが運営する次世代アンテナショップ&DX体験ショールームです。

日本各地をデジタルでつなぐ新感覚のアンテナショップに自治体や企業がDXを体験できるスペースを設置し、「region PAY」アプリやその他のギフトパッドサービスを体験できます。



まとめ

本記事では、商業施設のメディア化に着目し、メーカー企業やIT企業によるコンセプトショップや、ブランド認知や商品体験を目的としたショールーム型テナント出店についてご紹介しました。

今後、メディア化の動きが加速するにつれ、これらの出店はさらに増加すると予想されます。

商業施設のメディア化に関する情報は、弊社ソリューションを活用し継続的に収集し、リーシング業務の課題解決に役立つ情報として発信してまいります。