FOCUS
自分なりのスタイルの働き方を受け入れてくれたので、
出産・育児で仕事を辞めるという選択肢はありませんでした。
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産休・育休取得を選択した当時の気持ちは?申し訳ないという思いと同時に、
こんなチャンスは2度とないという2つの思いがありました。産休・育休の取得直後は、代理の方への業務のパスは大変難しい状況であると分かっていたので、当時の専務が経理の最終確認や人事のコアな部分の担当を代わっていただけました。忙しい中私の為に協力いただくことは、とても申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、安心して任せられる方ばかりだったので、安心して産休と育休の取得にふみきれました。
産休と育休の取得後当時は、「人生の中で、復職の保証があって、こんなにも自由に使える時間は2度とない」と強く思いましたので、家族のためにも自分の為にも、できることを増やそうと決心し、育児と並行しながら、料理と資格取得にも努めました。 -
産休・育休中の生活は?復職後のことを踏まえた生活リズムに
会社のサポートのおかげで、産前後の1ヶ月程度は完全にお休みをいただきましたが、復職後のことを考え、1週間に1度はメールチェックとメンバーとの連絡を取り、全体の業務に影響が出ない様、お手伝いしていました。
皆さんは驚くかもしれませんが、このおかげで1年後の復帰の際、業務知識や会社の状況に把握できていないこと等の不安は一切なかったです(笑)子どもをきっかけに「食」と向き合う期間に子どもとの時間もママ友との時間も楽しみましたが、働いていたころに比べると時間にゆとりがあったので、料理と資格取得を頑張りました。
振り返ると、子どもがいない夫と二人の生活の時の食生活といえば、今から思えば恐ろしいもの・・・。子どもができたことで、食事は命をつなぐものという意識になり、自分がちゃんとした食事をしなければ子どもを守れないという感覚になりました。そこで、毎日料理番組を録画し、作ってみるを実践。おかげで料理が楽しくなりました。せっかくの時間を活用し、資格取得に努める資格については、育休前の働き方は勉強する時間がなかなか取れなかったので、何か形に残ることをと思い資格取得を考えました。ちょうど従業員数も増え今後必要かもしれないと思った衛生管理者の資格を取得しました。
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育休明けの働き方についてキャリアを継続できた育休取得。
仕事と家族との時間バランスを考えた働き方を。復職と期首のタイミングが重なったこともあり、上司から課長職を打診されました。当時の主人は比較的残業も多く、両親と同居しているわけではないので何かあったら私が子どもの事を最優先しなければならない状況であったので、管理部門の役職者は務まらないと考え、課長職へのお話はお断りしました。ただ、これまで役員とかなり近くで仕事をしていたこと、管理職とも接する機会が多かったこともあり、会社の状況や判断についても第三者的に見てみても、理解できることが非常に多かったです。家族とも相談し、最終的にはお話をお受けすることにしました。
課長職に就いてからは、業務でも大変なことは非常に多いですが、育休後でも本人次第では裁量のある仕事もできるし、いざというときは子どもを連れて出社なんて場面も認めていただきながらなんとか乗り切ってます!復職を経験した私だからこそ、
家庭と仕事を両立できるように会社の前例をどんどん作れる管理職でありたい。これからの時代、特に娘が大人になり社会人になるころは、今以上に共働きが当たり前だと思います。そんな未来で、自分の働く姿が娘に影響を与え、働くことが楽しいと思ってもらえると嬉しいです。だから育休をとれる方は必ず取ってほしい!一度職を離れると復帰のハードルは高くなるし、キャリアをリセットすることになるかもしれないのはもったいないと思います。そんな働き方ができる環境で、お仕事ができればより充実した人生になるのでは、と思います。
働く女性に優しい環境を会社とともに創っていく、
ライフスタイルの変化にも柔軟に対応。長期で安定して働ける環境です。
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ライフイベントと仕事のバランスのとり方についてこの会社とともに人生のターニングポイントを過ごしてきました。
新卒で入社して5年、仕事も慣れた頃に結婚。結婚の兼ね合いで引っ越しを行うことに。ただ、結婚相手の大阪への転勤が決まっており、私は仕事を辞めるしかないかと思っていましたが、結婚後も仕事を続けたい要望を汲んでもらい、転勤というかたちで仕事とともに大阪オフィスへ。結婚後も変わらず同じ会社・同じ仕事を任せていただけたので継続的なキャリアアップもできたと思います。
また出産・育休後も同様に職場での復帰、なおかつ時短勤務での勤務をさせてもらっています。
育児も仕事も全力投球で日々奮闘しています! -
時短勤務の働き方について自分に与えられた時間内で自分のできることを精一杯。
私と同じくらい、私の家族を思ってくれる会社のメンバーが心強いです。私は、通常9:00~18:00勤務の所を9:30~17:00の時短勤務にさせてもらっており、都合に合わせて時間調整ができるように社内調整を行ってもらっています。子どもが保育園に通うようになり、保育園への登園+通勤時間(1時間)や、お迎えの時間(預かり終了時間)を考慮し、まずは時短勤務にさせてもらいました。また、私の住んでいる地域では病児保育がない点、両親も他県に住んでいることから周りに頼れる人がおらず、子どもが体調不良になった場合、保育園にお迎えに行ったり、自宅で看病する際は、どうしても会社を早退したり休まざるを得ません。
仕事復帰してからも、子どもが幼いこともあり、病気になりがちなので、急に早退したり休んだりすることが多々発生しました。正直、「こんなに休んでしまい申し訳ない」という気持ちや罪悪感でいっぱいだったのですが、そんな中チームのメンバーには最大限のフォローをしてもらい、また役員の方々を始め、社内の仲間に「お子さんのことを第一に」と言っていただきました。
復帰後も働きやすい環境にしていただき、感謝の気持ちしかありません。今は、自分に与えられた限られた時間内に自分のできることを精一杯取り組み、会社に貢献していこうと思います。社員一人一人の環境・ライフスタイルにあった働き方を考え、柔軟に対応してもらっているため、仕事と育児の両立が成り立っています。子どもが3歳児(一般的な幼稚園入園年齢)になったら、今の時短勤務から少しずつ勤務時間を増やしていきたいと思っています。
男性の育休取得を当たり前にするために
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育休取得を選択した当時の気持ちは?新たな家族が増えるタイミングで、家族をサポートしたいと思い、
思い切って、男性の育休取得にチャレンジしてみよう。今まで社内で男性で育児休業を取得した人がいなかったので、取得できるのか試してみようという気持ちでした。 育休を取得しなくても成るように成るかな?と考えたりもしていたのですが、この時点で長男がまだ2歳であること、妻が持病を抱えていることを鑑みて、新たな家族を迎えるに当たって、育児休業を取るのがベストだと思いました。 育児休業が取得できるか打診するに当たって、わからないところを調べてくださった管理部の方々や、普段一緒に働いている開発部の上司・メンバー、そして状況に応じて社員が働きやすいようにしてくださる経営陣の方々には本当に感謝しています。
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育休中の生活は?復職を見据えた時短勤務と家事と育児で、時間を有効に活用しています。
育児休業は取得しましたが、ずっと休んでいるわけではありません。私が担当で開発している製品もありますので、在宅での時短勤務という形で、1週間に2~3日、数時間働いています。それ以外の時間は完全に家事・育児に取り組んでいます。
時間の面では本当に柔軟に過ごせるようになりました。
特に通院や予防接種はスケジューリングが大変で、長男の時には育児休業を取得していなかったので、基本的に私がお休みの週末にしか予約できず、またその影響で土日に出かける予定がなかなか立てらなかったのですが、次男の時は育児休業によって平日に予防接種を受けられるようになったため、病院も空いていて待ち時間も少なくて済んだため、助かりました。
完全なブランクがあると復帰が心配になりますが、業務知識を忘れることなく、家事・育児の比重を増やせているため、そういう意味では仕事の復帰時の不安はありません。 -
育休後の働き方への考えについて在宅勤務という働き方は
子どもの成長の一瞬、一瞬を見守れる、大切な制度です。現在はまだ育児休業中ですが、「家族のことを優先して働きやすいようにしていきましょう」と言っていただいているので、復帰後についても、家族の状況を見て在宅勤務の日があったり、会社に出勤する日があったりというような柔軟な働き方になると思います。
その中で、「在宅勤務で課題と感じたことを伝えてもらえたら、より良い働き方を検討できるので、教えてください」とも会社から情報共有を求められる環境にもいますので、私より後に育児休業を取得する方や在宅勤務をする方のためにも、フィードバックしていこうと考えています。
多様性が認めらる社会にだんだん近づきつつも、世の中にはまだまだ頭の固い会社がある一方で、社員の柔軟な働き方に取り組んでくれる弊社はまだまだ珍しいほうだと思います。
子どもが小さいうちに関わる時間を増やすのは、家族にとってとても価値のあることだと思います。男性育休の取得の前例を作ることができましたので、他の方が育児休業を取得する際にはサポートできるよう頑張っていこうと思います。