メールマガジン
リゾームプレス 第138号
2017/12/21
―▼―――――――――――――――――――――――――――――――▼― RHIZOME PRESS <株式会社リゾーム> 『今を活かし、未来を創造する。』 2017/12/21配信 〔Vol.138〕 ―▲―――――――――――――――――――――――――――――――▲― このメールマガジンは、弊社スタッフと名刺交換をさせていただいた方々、 又は弊社展示会・セミナーにお申込み、参加された際に情報提供について、 ご了解いただいた皆様にお送りしております。 今後、本メールマガジン配信不要の方は、末尾をご覧ください。 お正月によく食べられる「お雑煮」ですが地方ごとに様々な特徴があります。 全国的にはすまし汁風のお雑煮が多いですが、関西周辺では白味噌風味の お雑煮で、同じ味噌でも赤味噌仕立ての地域もあります。 私の地元 香川のお雑煮は、白味噌仕立てであんこの入ったお餅を入れる 「白味噌あん餅雑煮」です。 白味噌とあんこが混ざり、甘さの中にも塩気があるくせになる味です。 地域によって特徴があるお雑煮! 出身地のお雑煮をSNSなどで紹介してみるのもいいかもしれませんね。 .................................‥‥‥‥‥‥・・‥‥‥‥‥‥.............................. ◇◆topics◆◇ 【1】 社長からの一言 【2】 参加募集が始まっています。お早めに! SCビジネスフェア2018 1月25日(木)13:15から出展者プレゼンテーションに登壇します 【3】「SCトレンド研究所」が始動!『SC・ショップの未来を"データ"で照らす』 【4】 教えて!Office先生 【5】 リゾームプレス・バックナンバーのご案内 .................................‥‥‥‥‥‥・・‥‥‥‥‥‥.............................. ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏ 1.社長からの一言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「Winner-takes-all(勝者総取り)」 2017年138号 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今年も師走に入り、クリスマスや新年を迎えるための準備が始まります。 最近はネットで「おせち」が予約販売されていますが、とんでもないおせちが アマゾンから登場しました。 おせち専門店「板前魂」とのコラボで、厳選高級食材が計116品、お重を重ねると 高さが約117cmにもなる「日本一背の高いおせち」(限定10台/20万円)です。 アマゾンもいよいよここまできたかという感想です。 23年前に米国西海岸の小さなガレージでジェフ・ベゾス氏が創業したアマゾンは、 現在、売上15兆円、時価総額52兆円の巨大企業に成長しました。 「配当0宣言」で、創業以来、株主にほとんど配当せずに「創造的破壊力」で、 競争優位性の向上と、業種を超えた事業領域の拡大を進めてきました。 <事業の推移> 1994年 書籍のネット通販で創業 2003年 マーケットプレイス(個人・企業の「出店者販売」サービス)開始 2005年 アマゾンプライム(有料会員制プログラム)で顧客の囲い込み開始 2006年 アマゾンウェブサービス(「AWS」によるクラウドサービス事業)開始 2007年 プライム会員向け (生鮮食品配送:アマゾンフレッシュ)開始 2015年 アマゾンエコー(アレクサ搭載:音声認識機能付スピーカー)発売開始 2015年 アマゾンビジネス(法人向け通販サービス事業)開始 プライム会員向け(映画・ビデオ見放題:プライム・ビデオ)開始 2016年 アマゾンゴー(レジなしコンビニ事業)開始 プライム会員向け(写真・動画保存:プライム・フォト)開始 2017年 ホールフーズ買収 プライム会員向け(ゲーム配信サービス:Twitchツイッチ)開始 2018年以降 店頭スマホ決済サービス予定 等 <主な事業内容> ネット販売、リアル販売、PB商品の開発、コンテンツ(映像・音楽)提供、物流、 広告、マーケティング、決済、金融(融資)、コンサルティング、 クラウドサービス等、事業領域は着実に拡大し続けています。 更に、アマゾンの独自コンテンツのひとつ、映画「マンチェスター・バイ・シー」は、 ベゾス氏の念願だった第89回アカデミー脚本、主演男優賞を受賞しています。 今年、ファーストリテイリング社が主催した「キャリアフォーラム」で、 同社代表取締役会長兼社長の柳井正氏と、 ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫正義氏の対談が行われました。 その中で特に気になったメッセージの抜粋です。『週刊現代』より ---------------------------------------------------------------------- <孫氏> 世の中がどんどん集約化されていくんです。色々な産業で「Winner-takes-all (勝者総取り)」の世界になってきているんです。 インターネット上では一瞬で情報が世界を駆け回る。 だからナンバーワンの会社にお客さんが一気に集まる。 10位とか20位とかでは存在が難しいという時代になります。 <柳井氏> これから30年後、成功者になっていると思うのは、本当にその業界の先を読んで、 業界がどのように変わるのかというビジョンを実現できる人です。 深く考える人、考え抜く人、深く感じられる人。服のデザイナーとかでも、 本当に優れた人は、言語化能力や理論的考えと、反対にイメージをビジュアル的に 実現できる能力が全部揃っている。そういう人たちの世界になってきます。 <孫氏> 人間の存在意義はなんだろうって、今から30年間で何度も何度も問われる。 正にそういう時代に我々は生まれてしまったという事だと思います。 だから、本当に今から考えていかないといけない。 「幸せってなんだ? 労働ってなんだ?」と。 そういう事を考え抜いて、人の幸せのために何かをクリエイトして、 人と共感することを大事にするような人が良いということになるのだけれど、 一方ではまずハイテクの武器の部分については持っていないと話にならない。 是非、両方を極めてほしいですね。 両方を極めなければ、突き抜けたリーダーシップを発揮できない。 ---------------------------------------------------------------------- アマゾン、アリババは「Winner-takes-all(勝者総取り)」状態です。 誰よりも深く考え、行動に移し、色々な縁を活かした、ベゾス氏と 馬雲(ジャック・マー)氏の実績です。 しかし、この状況が本当に人の幸せに繋がるのか? というと、私は疑問です。 潤沢な資金と多くの優秀な人材を有し、膨大な情報を武器に、 あらゆるビジネスを自由にコントロール出来る企業は、いつしか「共存」ではなく、 「支配」することが目的となるからです。 正に「世紀の一大事」と認識し、本気で備える必要があると思います。 陽明学者の張詠の言葉に「事に臨むに三つの難あり」という考えがあります。 ---------------------------------------------------------------------- 能く見る、一なり。 見て能く行ふ、二なり。 まさに行ふべくんば必ず果決す、三なり。 ---------------------------------------------------------------------- 大事に対して、その与えられた条件下で確実に成果を得るためには、 本当に重要な事を明確にして「一を以て之を貫く」決断をおこなう。 その為にまず、徹底的に情報を集める。 全身で観察・洞察する、分析する。 次に勇断し、緻密且つ徹底的に行動する。 最後に、他の選択肢、可能性を捨て去る覚悟が必要です。 何を貫くかは、経営者の経営観で大きく異なります。 セレクトショップBEAMSの今年のお取引先様忘年懇親会で、設楽社長のご挨拶に ハッとさせられ、感銘を受けた一言です。 ----------------------------------------------------------------------- 「利益を最大化させるためにAIを利用するのではなく、 BEAMSは、温かい会社をつくるためにAIを活用したい。」 ------------------------------------------------------------------------ 人を活かす経営者は、ハイテクという武器を花束にも変えるのですね。 AIはリストラの目的ではなく、社員の価値向上のために活用出来ると思います。 困難を縁として受け止め、それを活かしたお話があります。 お時間がございましたら、是非ご一読下さい。 「志が縁をつくり、感謝が縁を活かす」(RHIZOME PRESS〔Vol.026〕) ⇒ http://www.rhizome-e.com/topics/hitokoto/hitokoto026.html 株式会社リゾーム 代表取締役 中山博光 今年最後のメルマガです。本当に一年間ありがとうございました。 皆様からのメッセージ、お会いした時の励ましのお言葉に支えられ、 今年もなんとか続けることが出来ました。心よりお礼申し上げます。 来年もよろしくお願い申し上げます。 ◆─────────────────────────────────◆ │ ◇ご案内◇ │ 『社長からの一言』は「転送」を歓迎いたします。 │ 内容をお伝えしたいお知り合いの方がいらっしゃいましたら、 │ 出典を明記の上、ぜひご案内くださいませ。 │ │ ▼過去の『社長からの一言』はこちら▼ │ http://www.rhizome-e.com/topics/hitokoto/ ◆─────────────────────────────────◆ ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏ 2.参加募集が始まっています。お早めに! SCビジネスフェア2018 1月25日(木)13:15から出展者プレゼンテーションに登壇します ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2018年1月24日(水)から26日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催される SCビジネスフェア2018に出展します。 そして2日目13:15からの60分間、弊社専務取締役金藤が出展者プレゼンテーションに 登壇いたします。 ▼プレゼンテーマ・概要 「SCのNEXTを創る!賢いデータ活用と仕組み化 その最前線」 ・講演者:リゾーム専務取締役 金藤純子 ・パネリスト:株式会社アトレ 戦略企画室 主任 石川暢人様 詳細はこちら: http://www.jcsc.or.jp/event/bf2018/seminar18-11.html (参加無料) 出展者プレゼンテーションは予約制です。定員になり次第締め切りになります。 ぜひ、お早めにご予約ください。 人口減少、少子高齢化、ECコマースの台頭、消費行動の変化など、 従来のSCモデルが通用しない時代になりました。 「リアル店舗とECの戦い」などと特集も組まれるほどです。 今回は、(株)アトレの戦略企画室 石川様とご一緒に ゛マーケティング・リーシング・販促・ショップ支援″各業務ごとの対策と 仕組み化を(株)アトレの事例と共に一挙公開します。 さらに、流通業界の課題解決の為の、最新ソリューションもご紹介します。 ▼SCビジネスフェア2018概要 日程:2018年1月24日(水)~26日(金)10:00~18:00(最終日は17:00迄) 場所:パシフィコ横浜 展示ホール リゾームブース:A1-2 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏ 3.「SCトレンド研究所」が始動! 『SC・ショップの未来を"データ"で照らす』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 12月20日に全国のSC・ショップの活性化を目的にしたシンクタンク SCトレンド研究所」を立ち上げました。 SC・百貨店におけるショップ出退店の統計的な分析・研究を始め、 様々なデータやトレンドなどビジネスに活かせる情報を提供します。 https://sc-trend.jp/ <所長あいさつ> リゾーム金藤純子です。SC業界の『人手不足』が大きな課題として 浮かび上がった2017年も残すところ僅かとなりました。 特に、地方の商業施設においては、人口減少、単身高齢世帯の増加という 市場縮小に加え、人材採用難を理由とする専門店の出店控えという深刻な事態に 直面しました。 本社のある岡山と東京を毎週往復していますので、都心と地方の格差を実感して います。 2020年には開業20周年を迎える商業施設が160を超え、リニューアル計画で 専門店の奪い合いが一層激しくなるでしょう。特に地方SCは市場縮小の 厳しい荒波を受けると予想されます。 しかし、本当に見つめなければならないのは、Eコマースの急速な浸透、 顧客のライフスタイル、時間消費の大きな変化です。商業施設間の競争に 明け暮れるようでは、今後の大きな市場縮小の波に対応できません。 今や売上31兆円を超えるSCは、街のコミュニティインフラとなっています。 街づくりに関わるディベロッパー、出店専門店、サポート企業が、これからの 難題を突破しなければなりません。 SC・百貨店の出退店データベース『SC GATE』が20万件のショップデータを 搭載するに至り、この時系列データでSCの変化の兆しを掴み、街づくりを担う 主体者の皆様にご活用いただけないか。データが示唆するヒントから、暮らす人、 働く人、集う人に居心地の良い街づくりにつながれば、と強く願い、 SCトレンド研究所を立ち上げることを決意しました。 2018年は平成から次の時代へとつなぐ大切な1年です。 未来につながる情報を発信してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏ 4.教えて!Office先生 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 過去のOffice先生で複数セルの文字結合を「&」で行う方法をご案内しましたが 今回は、更にランクアップした機能をご紹介いたします。 ぜひチェックしてみてください。 ⇒ http://www.rhizome-e.com/m/pdf/press138.pdf 過去のOffice先生の講義を受講されたい方はこちら ⇒ http://www.rhizome-e.com/topics/xlsteacher/ ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏ 5.リゾームプレス・バックナンバーのご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今までにお送りした過去のリゾームプレスをWeb上に公開しました。 ぜひご覧ください。 ⇒ http://www.rhizome-e.com/topics/press/ .................................‥‥‥‥‥‥・・‥‥‥‥‥‥.............................. ■メールマガジンに関するご意見・ご感想・その他ご要望などは、 下記アドレスまでご連絡ください。 ⇒ mailto:magazine@rhizome-e.com .................................‥‥‥‥‥‥・・‥‥‥‥‥‥.............................. +----------------------------------------------------------------------+