導入事例 - スーパーマーケット

カード会員向けのサービス向上からスタート。3ヶ月後には粗利が14%向上した。

某スーパーマーケット 某スーパーマーケットA様
某スーパーマーケットA様は、カード会員を募集し、会員へのサービスの強化を通じて店舗近隣商圏の顧客を囲い込み、無駄な経費を使わず売上・利益を伸ばしていこうとしていました。
しかしながら、競合との差別化を図るために、カード会員を募集しただけで会社としての戦略がなく、今まで通りの販促経費に加えて、カード会員に関する新たな経費の増加に対して目を見張るような成果拡大には繋がっていませんでした。

不振の時は、天候・気温・競合などの外的要因にばかりその原因を求め、落ちている問題について、分析し対応を図ることができていませんでした

新聞折込みやDMを使った販促活動を実施する際においても、予想売上・利益に達していない時には、天候・気温・競合などの外的要因にその原因を求め、落ちるべくして落ちている問題についても、分析し対応を図ることができていませんでした。そのため、「何かを変えていかなければ」と思うばかりで、「何から差別化を図っていけば良いのか」と自らの意思決定すらできない状況に陥っていました。

  • 1.導入背景と狙い
  • 2.導入後の効果
  • 3.導入後の分析ソフトの活用事例
  • 4.導入後のユーザーさんの反応
  • 5.今後について

リゾームが寄与したプロジェクトの中から事例をピックアップしてご紹介します。私たちの活動を知る手掛かりとしてお役立てください。

自社カード会員様向けのサービスを向上することが急務に。

そのような状況から脱却するには、まずせっかく導入した自社カード会員様向けのサービスを向上することが急務だと思われました。

導入の背景と狙いイメージ
Plan a

優良顧客になるほどお得になる仕組み作り

カード会員の中でも特に優良顧客に絞って特典を用意することにより、優良顧客へ確実に還元し、他店では真似できない価格戦略を行いたいと考えました。

Plan b

効果の低いチラシを減らし販促計画を見直し

チラシのマンネリ化や、他店とのチラシ競争によるチラシ経費の増加や値引き競争、さらにはチェリーピッカーやバーゲンハンターの増加により、粗利が減少し、経営が難しい状態でした。そこで、無差別な値引きのチラシを減らし、お得意様へ経費を集中することを考えました。
導入の背景と狙いイメージ
導入の背景と狙いイメージ
Planc

時間帯・曜日毎に売場政策をきめ細かく
打ち出した商品管理・フェイス管理にチャレンジ

従来通りの新聞折込み中心の販促による売上拡大策からお客様のニーズに沿って、時間帯・曜日毎に売場政策をきめ細かく打ち出した商品管理・フェイズ管理にチャレンジしようと考えました。

こうした目標について一足飛びに明確に意思決定が出来たのは、実はある分析ソフトとの出会いがあったからでした。それがリゾームの「戦略会議シリーズ」でした。

会員貢献度の上昇イメージ イラスト
  • * 来店客カード会員比率   約75%
  • * 買上金額カード会員比率  約85%
  • * 客単価カード会員 / 非会員 3,550円 / 1,500円
  • * 会員数:13,000人
    (新規会員が約400人 / 月程度増加)
    (カード導入後1年未満のため前年比数値なし。)

1.FSP売価戦略(月間300アイテムの運用)の実施

  • カード会員の管理を細分化し、Sランク、Aランク、一般の3つの階層に分けてお客様を分析。レシート販促に連動させ、「超優良会員まであと〇〇〇円」と月半ばから印字し、お客様の購入動機を高める取り組みを実施。

2.購買傾向(データの裏付け)に基づいた販促の実施

  • 鶏卵を毎日105円にて販売することで他店との差別化を図り来店動機としてきたが、仕入れは108円と年間で200万円もの赤字を計上していた。
  • 戦略会議にて様々な角度から分析を実施し、一般客120円、Aランク(通常会員)105円、Sランク(超優良会員)85円にて売価を設定。結果、粗利益がプラスの商品に変える事ができ、シェアを分析することで超優良会員には更に強烈な来店動機を持ってもらえる価格設定にも繋がった。

3. 「3:7の理論」に基づいた計画的な単品訴求の実施

  • Sランクの上顧客が支持しているベスト30の単品、強化エリアの顧客が支持しているベスト30の単品など店が戦略を持って特売商品を選定することで仮説に基づいた来店に繋がった。

4.適正な経費資源の再配分を実施

  • チラシ掲載商品のセット購買に関する分析等により、チラシによる効果は上がっていないことを確認。週3回行っていたチラシを月1回にまで徐々に減らし、その経費を、レシート販促やDMに転換し、お得意様への還元に切り替えられた。

5.時間帯別に売り場状況の改善を実施

  • 時間帯別の購買顧客層を把握できるので、時間帯ごとの売り場作りが可能になった。
  • <具体例:殻つきの甘えびの事例>

    「殻つきの甘えび」を大量に販売していたが、PM2時以降は売れなかったため、翌日に刺身として加工・販売していたがロス率が非常に高かった。

    • 売れる午前中の顧客分析を実施したところ、業者の購入が大半であったことを認識。
    • 個別包装はせず、大袋の袋詰め販売に切り替え、人件費・包装費を削減し、販売点数・売上も上がった。
    • 当日のPM2時を過ぎれば直ちに加工を開始し、「刺身」として付加価値をつけて販売。さらに夕方には「天ぷら」にして販売。
    • 商品の鮮度が高まり、閑散時間に加工することで販売アップを実現。
      (回転率100%の実現に繋がった。)

明確な意思決定と意思統一が可能に。

近隣商圏のお客様に対して、一律に新聞折込みにて自社の商品・サービスの提案をせざるを得なかった今までとは違い、お客様の購入場面・動機に合わせていろいろな角度からお客様を分析し、対応を取ることが可能になってきました。お客様に、以前より楽しいと感じられる空間を創る事を目標に、社員一同ベクトルを合わせて取り組めるようになってきました。具体的には、「買う・選ぶ・知る・食べる」の4つの楽しみをお客様に提供できるように取り組んでいます。

導入後のユーザーさんの反応イメージ
1. 顧客戦略に関して
まずは上位顧客を基本として物事を判断するようにしました。しかしながら、同時に上位顧客の懐にも限界があると考えています。上位顧客ばかりを優遇しつづけても売上のボリュームアップには限界があり、中位の顧客に注意を払う事で、いずれ上位顧客に変化する事を期待しつつ戦略を立てるようになってきました。一軍と二軍が入れ替わりつつレギュラーを維持するのではなく、可能な限り一軍へ参入させレギュラー層の厚みを増やせたらと考えています。
2. 商品戦略に関して
商品戦略では商品の質にこだわり、上位顧客のニーズに合わせたややアップグレードなポジションを狙っています。美味しいか否かを商品選別の基本とするように、担当者に指導しています。価格で突発的、刺激的な安さを求めるよりも、いつでも買える値頃感を維持するように努めています。
導入後のユーザーさんの反応イメージ
導入後のユーザーさんの反応イメージ
3. 販売戦略に関して
チラシゼロを目標に繰り返し利用してもらえるような売場を作り維持しつづけるように指導しています。商品の内容量を少なくすることで、鮮度の良い商品を提供し、来店頻度を高めてもらえるような販売方法を取るようにしました。また、各種企画と連動させてのイベント性を高めた売場・商品・価格政策を仕掛けています。例えばスタンプラリー開催期間には、なるべくまとめ買いを誘発するような特売は避けたり、ポイント還元セールでは「まとめて1,000円」などお客様の買いやすい提案を実施したり、仮説を立てて販売方法を変化させています。

いろいろな角度からお客様、店舗、商品、販促媒体などを分析することで、今まで考えつかなかったような企画アイデアが一斉に出てきている状況です。「やれることに何にでもチャレンジ」というスタンスで取り組んできましたが、顧客アプローチや企画については「いろいろあり過ぎて・・・。」と全部を継続し、徹底していくことは難しい状況になってきました。再度分析・検証を実施し、有効な企画に関してはある程度固定した月替りの企画として定着させ、継続していきたいと考えています。導入して間もないですが、多くの企画を考え具現化させてきました。何から実施すればと意思決定が出来ない状況でしたが、短期間に成果を実感し、確実に社員の意思統一が図れるようになったと自負しております。仮説・分析・実施・検証のプロセスが確立した事で、今後更にスピードを上げていろいろなことにチャレンジしたいと考えています。