社長の一言集

リゾームが発行するメールマガジンに連載している『社長の一言』のバックナンバーです。

第131号 「孝は百行の本」

今年は、5月14日が「母の日」でした。
「母の日」の由来は、色々な説があるようですが、アメリカのウエストバージ
ニア州に住むアンナ・ジャービスが、1905年5月9日に亡くなった母を追悼する
ため、フィラデルフィアの協会で白いカーネーションを配ったのがきっかけの
ようです。
アンナはその後も母の日の普及運動を続け、1910年ウエストバージニア州が
「母の日」として認定し、その4年後にはアメリカで5月の第2日曜日が「母の
日」になりました。

私事ですが、30年間同居した義母が昨年6月に84歳で他界し、今年は「母の日」
を祝う事ができませんでした。
実母、養母を早くに亡くしましたので、義母との35年間のお蔭で、親孝行の真
似事を少しさせて頂きました。
何歳になっても、母の存在は大きいですね。
        
月刊『致知』2013年6月号特集「一灯照隅」下村博文氏著より
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 いまの日本には偉人伝というだけで拒否反応を持つ人がいるんですよ。
 それ自体、異常な社会だと思うのですが、そういう時、私はタレントの
 北野武さんの話をするんです。

 そうすると皆さん「なるほど」と言って聞いてくださいます。

 それは北野さんのお母さんのお話なんですね。
 北野さんが芸能界に入って売れるようになった頃、お母さんから「金をくれ」
 と言われたというんです。
 それからも何かにつけて法外なお金を要求されたと。

 とんでもない親だと思ったけれども、親には世話になったし迷惑を掛けたの
 も事実だから、言われたままに出していたそうです。

 そして、お母さんの命がもう何日もないという時に軽井沢の病院に行った北
 野さんは、お母さんから一冊の通帳を渡されるんです。

 帰りの新幹線の中でその通帳を見た北野さんはビックリするんですね、
 いままで渡していたお金が全額入金されていた。
 芸能界は浮き沈みの激しい世界ですから、お母さんとしては息子が売れなく
 なった時のことを考えて、そっと蓄えておられたのでしょうね。

 子供は親孝行したいと思っているけれども、親が子を思う気持ちはもっと深
 い。

 吉田松陰が「親思う心にまさる親心」と詠んでいますが、親が亡くなって
 「もっと孝行しておくべきだった」と子供だったら皆思うんじゃないでしょ
 うか。

 これは何も国が「親孝行しろ」と言うのとは違うわけでしょう。
 道徳の授業の中でそういう話がエピソードとして出てくれば、誰でも素直に
 皆受け取るはずです。

 人が人として生きるために大事なことを学ぶのは、本当は英語や数学の学力
 を高めること以上に必要なことなんですね。
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これまで、親の恩が分からなかったと解(わか)った時が、本当に恩が解った時
なのですね。

今年のリゾームの新入社員3名は、4月の初給料でご両親に感謝のプレゼントをし
たそうです。
苦労して育て上げた我が子からのプレゼントは、何物にも変え難い贈り物だっ
たと思います。

正に「孝は百行の本」ですね。
                        
                       株式会社リゾーム
                        代表取締役 中山博光         
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