プロジェクト紹介

SC GATE誕生秘話

不可能を可能にする挑戦 SC GATE開発ヒストリー

SC GATEのロゴ

リゾームの新しい顧客層を切り開いたデータベースサービス、SC GATEの開発秘話をご紹介します。

企画開始
2012年02月
サービスイン
2014年07月
体制
  • 企画/営業 4名
  • 開発 2名

企画

SC GATE事業責任者 専務取締役金藤純子SC GATE事業責任者
専務取締役 金藤純子

長年商業施設の分析のお仕事をお手伝いしてきましたが、商業施設にとって重要なことはどのような業種やショップをそろえるかということ。代表の中山は、何とか全国の商業施設やショップのデータベース(以下「DB」)が作れないかと考えていました。

では、どうやってその膨大な情報を集めるのか・・・。大きな難問が立ちふさがります。そもそも、ターゲットがSC業界中心の当社。自社のターゲットリストのため何度も作ろうとしては頓挫している代物だったのです。これはお客様でも同じこと。情報収集にあまりにも手間暇がかかる、だからこそ誰も手を付けなかったDBでした。

いざ、ドラフト版ができあがり、業界の方々にご説明したところ、これは民間企業の仕事ではないと、事業そのものへ抵抗感を示されたり、反対意見もいただきました。なぜなら、あまりに業界の常識を外れたサービスで、誰もそんなものが必要だと感じていなかったのです。世の中にないものを企画し、市場化し、売れるかどうかわからない時、業界人に批判されたり、売れるはずがない、と言われ、孤独を味わいました。

そんな時、新聞で「何かを始めるときは、みんなが反対した事業をやる。そうすれば、誰もやらないから、一人勝ちだ。」名経営者が発言されていたのを読み、大いに勇気づけられました。そして、それを実現できるパートナー企業が見つかったことも追い風になりました。いよいよ、本格的な開発です。

開発

開発者のOさん開発担当のOさん

企画開始当時、こんなサービスに成長するとは思ってもいなかったと語るのは、開発担当Oさん。当初は3ヶ月規模の計画だったため、開発担当1人からのスタート。

所属している部門ではフレームワークに開発効率の良いRuby on Railsを利用しており、新規事業にはピッタリ。開発者が1人なので、積極的に新しい技術を試し、チーム仲間にノウハウをフィードバックするなど、ある意味自由に開発を楽しんでいました。

また、既存の分析系商品はカスタマイズが多く、メンテナンスコストが高いという課題があったため、PaaSを利用したクラウドサービスであることを念頭に開発を行い、会議でも開発者以外もそれを意識するよう説明し、メンテナンスしやすい環境を維持するよう努めました。

SC GATEのトップページのスクリーンショットSC GATEのスクリーンショット

当社では開発者は開発のみ行うのではなく、商品コンセプトについても企画・営業×開発でプロジェクトを進めています。お客様の声を基にディスカッションし、要望を整理しては試作を重ね、また意見をもらう。徐々にコンセプト、本来のターゲットも明確になっていきました。

それを半年近く繰り返し、いよいよ2014年展示会で初お披露目。そこで、某鉄道系企業の担当者から「この商品、まさにもう2か月前にほしかった!」と言われ、「これはいける!」と確信。その展示会で頂いたフィードバックを元にさらに改良を重ね、3ヶ月どころか1年半かかり、当社の新しい柱の事業として、ようやく産声をあげました。

営業・導入

金藤専務取締役SC GATEの機能を説明する
金藤専務取締役

2014年7月いよいよサービスイン。まずは、すでにお取引いただいている企業様のモニターとしてご利用いただきました。

最初の頃は、DBの必要性そのものに賛同いただけるものの、検索の切り口や活用シーンでは、ダメだしの連続。やはり、ここでも、商品に対する反対意見をいただくこともありました。ただ、このころには、すでにこのDBの価値・情報の重要性についてかなりの手ごたえを感じており、業界の常識を打ち破り、業務のやり方そのものを変える可能性を感じていました。

営業を重ねるうちにお客様の質問から新しい使い方を発見することも。例えば、ニューヨークをコンセプトの施設を運営しているお客様が、SC GATEで「ニューヨーク」で検索するとニューヨークロールを販売しているお寿司屋さんがヒットしたり、思いもかけないショップと出会えるのだとか。

機能追加されたSC GATEのスクリーンショット群ユーザーの声が反映され、
地図で検索・業種別出店ランキング・多数比較が
できるようになったSC GATE

また、地方のお客様でも、都心で立地や条件が似ているSCを探すことができる機能を追加することで、流行に気付きワンランク上のショップを見つけることができるなど、お客様からの要望を積極的に受け入れ、機能に反映することで、独自性のある商品に育ちました。

商品の成長とともに売上も上がり、初年度の売上は当初の目標では3,000万円だったのですが、なんと1.5倍の4,500万円を達成!今では全国の商業施設の半数以上がSC GATEを活用している大ヒット商品に成長しました。

その後も定期的に活用セミナーを開いてお客様へのフォローアップを重ね、売上はますます伸びています。

現在

SC GATEのデータを活用することで
生まれた新商品

発売から2年、260施設のDBでスタートしたSC GATEは、現在4,438施設(2017年2月1日現在)の情報を搭載しています。単なる施設やショップのリストではなく、過去の情報を時系列で保持するこのDBは、流通業の課題や傾向の仮説を立てた際の裏付けとなります。

また、このDBがあることで、交渉管理wareやMallNaviといった、新商品が生まれています。当初は260施設で苦労したけれど、ここまで育てたからこそ、改めてこのDBの価値を実感。

SC GATEのパンフレットを持つ2人

黒子に徹し、情報を活用することでお客様の繁栄を支えてきた当社だからこそできる、未来の創造。時代を先読みし、お客様の課題解決を提案し続ける企業を目指し、新商品開発に取り組んでいます。